台風15号で被災した千葉の方々に、必要なもの、足りていないものをピンポイントに支援できるシステムを教わりました。↓

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おかげさまで今年旅でお世話になった鋸南町に鋸を送れました!
みなさまもよかったら、みんなで少しずつどうでしょう。。

以下、今回の台風をめぐっての、特に、木々のこと。。

【9月9日記】
台風、すごかったようなんだけれど、昨夜は体調が思わしくなかったのもあって、自分におまじないかけながら寝入ったら、スッカリ熟睡して、暴風のぼの字も覚えがないまま、朝になっていました。

目覚めて、自分ちの入口にある大きなセンダンの枝がバッキリと折れていて、おとなりのおうちへの電話線が断線してダランと垂れ下がっていて(電線でなくてよかった!)、大家さんちからはがれたトタンの波板がうちの前まで飛んできてて、大家さんちの中庭の藤棚が倒壊してるのを発見。びっくりして飛び出して、大家さんとご近所さんたちとかたづけをして、次の台風で奥のおうちの電線が断線してはいけないと思って、残っていたセンダンの枝をみんな切った(も少し伸びると電線にかかりそうなところの枝)。

それにしても、なんというか、このセンダンも、ほかの木々も、体を張って風をいなしてくれていたんだと思うと泣けてくる。

みんなで作業するのは、明るい気持ちになった。これだけの被害なら、なんにもなかったに等しいよ、と大家さん。そのとおりだと思った。

【9月17日記】
その後、千葉や大島の被害状況を知って唖然としました。今年初めてなぞの旅でお邪魔した鋸南町も大変なことに。そしてつい先週のなぞの旅でお邪魔した大洗も……。

倒木のために被害が拡大していることを知るにつけ、それで本当に大変な思いをしている方々、安心・安全や命まで奪われた方々のことを思うと言葉につまりましたが、同時に木々が悪者にされそうで心配になり、防風林はないほうがいいといわれて半泣きになり、健やかな木は風をいなしてくれることを一生懸命話し、その後も友人と杉の話になると、なぜか涙が出るなどしていました。

そんななか、友人が杉の溝腐れ病について教えてくれて……、杉の健康がそんなに損なわれていたことを知りました。

台風の少し前(先月末)、地元の駅前のケヤキの木と知り合ってから、健康を損なった木が耐えきれなくなって自ら枝を落とすことについて知って、街中の木々の健康について考えるようになっていました。が、今回の台風ではそれが森という大きな規模でも、挿し木で増やされ、間伐してもらえず陽が入らないまま、病を持つ木々が広がっていたことを知って、びっくりしました。

皮むき間伐などの活動にもっと参加しなくちゃ、と思い改めると同時に、やっぱりカギは土木にあるんだろうな、と感じています。「自然と人がうまくつきあっていける環境整備=土木」と矢野智徳さんの言うところの土木。石垣をつくり、木造建築を伝統工法でつくっていた人たちが体感でわかっていたこと。重機とコンクリで合理性重視でやる土木が見失った、見えない地下の水と空気の動きのこと。

この動画で、改めて矢野さんの説明をじっくり聞き入りました。
「大地・生物・気象=環境」
「大地の中の気象学が抜け落ちている。どう空気が動き、どう水が動いてるか。土の中の空気を追う。土の中の気象」。
「自然災害と言いながら、人が、土地利用のなかで、自然災害を逆に増幅させてしまった、巨大化させてしまった。極端にいえば、人災だといっていい」

「焦らず慌てず、ゆっくり急ぐ」