自分がここ最近なんとなく好んでつくっている、先ツン型の小さめのスプーンについて、先日発見がありました。
そもそもこの先ツンスプーンの第一号は、以前スプーン削りを教わりに行って削ってたときに、さじ面先端の左側に小さな割れが入ってたことがきっかけでした。
まあるいさじ面に整えてたんですが、その割れを回避するために、少しずつ先端を落とす必要が出て、落としていったら先ツン型になったのでした。
そのときのスプンはこれ。
ずっと前にナイフワークをちょっぴり教えていただいたイギリスのジョージョー・ウッドさんが、その後スプーンづくりでとても活躍されるようになって、ときどき彼女の投稿を目にしてたんですが、彼女のスプーンも先ツン型だったなあそういえば、とこのとき思い出し、これはこれでいいかも!と思ったのでした。
ただ実際に使い始めるまでは、果たしてこの先ツン型は使いやすいのかどうか、ギモンでした。
で、使い始めてみたら。。。使いにくさは特になくて。もうひと回り小ぶりに作った先ツンスプーン2号は、朝食のオートミールやヨーグルトを食べるのにちょうどよくて、毎日つかうようになりました。
ある日。牛乳パックにヨーグルトの種を入れて作ったヨーグルトが、残り少なくなって、パック側面を切り開いて底のヨーグルトを取り出しそうとしたときに、このパックの角にたまったヨーグルトを掬うのに先ツン型スプーンがぴったりなことに気づきました。
気持ちよくきれいに掬えた。。
なんか小さなことだけど、嬉しくなりました。
手削りのスプーンは、日々使いながら、やっぱりここはもっとこうがいいな、と思ったらさらに削ってみたりしつつ使っていけるところも好きです。
ヨーグルトを食べる用の、この先ツン型スプンは、裏面の船のキール(竜骨)のような部分を最初ちょっととがらせすぎていて、ヨーグルトがその両側に挟まりがちになったので、使い始めたあとに、そこをなめらかに削り直しています。
記念すべき先ツン型スプン1号は、首裏のキールはいい感じ。匙面の厚みがもう少し薄い方がいいので、そのうち削り直したいです。