さじフェスは、スプーン削りが大好きな人たちが各地から集まって、日がなスプーンを削りつつ、交流したり学びあったりインスピレーションを交換し合ったりするお祭りで、スウェーデンのTajfest、イギリスのSpoon Festなど、ここ10数年余り、世界各地で開かれてきています。

日本でも、コロナ前に2回、岐阜の森林文化アカデミーを会場に開かれていました(上の写真はさじフェス2019でのスプンの回し削り会の様子)が、コロナを経て、この秋、飛騨高山のウッドフォーラムにて、10/12(土)13(日)14(月)の3日間(12日は特別講演+前夜祭)開催されることになりました。

さじフェス実行委員会さん主催・一般社団法人グリーンウッドワーク・ラボさん協力によっての実現です。

1日1つまで、多様なグリーンウッドワーク関連の講座を受けることができるほか、自由に他の講座の見学をしたり、フリースペースで削っていたりできるそうです。

さじフェス2017でのヨッゲ・スンクヴィストさんによる講座のひとコマ。

さじフェス2024注目の講座は、福島の井丸富夫さんによる、スロイドナイフの刃を手押しフイゴと火床で赤めて鍛造する講座。すでにこの講座のチケットは完売してしまったそうですが、まるで「森の中の青空鍛冶屋さん」みたいなしつらえになるらしく、見学するだけでもワクワクすると思います!

また、”日本の伝統的グリーンウッドワーク”である飛騨地方に伝わってきたという飯杓子づくりを、奥井京介さんが教えてくださるそう。包丁とナタでホオの生木を削っていくスタイルで、とても興味深いのです。

北海道の草刈万里子さんは、斧を使わない削り馬でのスプーンづくりを教えてくださいます。削り馬はまたがって削るだけでも愉しい道具^_^ スプーン削りは初めてに近い、という方も、焦らずできるようたっぷり時間をとって、優しく手ほどきしてくださるので、愉しいひとときになると思います^_^。

さらにさらに、長野の大久保公太郎さんによるプロ級の方向けのスペシャル講座、樹木研究者の先生でおられる岐阜の玉木一郎さんによる講座、匙作家の岐阜の木村俊文さんによる質疑応答コーナー、刃物や材料の展示・販売などもあって、どの方もそれぞれの興味・関心にストライクなものと出会えそうな予感です^_^

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