事情あって伐られた木からのテーブルウェアを、おうちに迎えてくださりありがとうございます。
ぐりとグリーンウッドワークの木のテーブルウェアは、一般的な市販品のように表面を人工塗料で覆い固めることなく、乾くと硬化するタイプの天然植物油や蜜蝋で仕上げています。
(強度・耐水性向上のために合成樹脂を浸透させているものもありますが、表面は自然な手触りを大切にしています)。
自然な耐水性があるので、普通に水洗いしてお使いいただけますが、木の呼吸が残っています。
つまり、少し「生きもの」的なところのあるテーブルウェアです。
年月を重ねるほどに風合いが変化し(エージングし)、使う人それぞれの暮らしになじんでいきます。
油分のあるお料理やヨーグルトなどにお使いいただくと、表面がなじんで艶を帯び、いい感じに育ちます。
木を育てるように、暮らしの道具も育てながら使う―― 移り変わる味わいを愉しんで、時折お手入れしてあげたりしつつ、木々のこと、自然のことを感じながら気楽にお使いいただければ幸いです^_^
+ぐりグリの木のテーブルウェアのよいところ+
- 地下資源や鉱物資源よりも前から、縄文の昔からこの列島の暮らしを支えてきた再生可能素材=木。そのアップサイクル材だけを使用した、環境負荷の少ないエシカルな日用品です。
- 北欧・英国に産業革命前から伝わる手法で、原木から手削りしたデザインは、一つひとつユニーク。身の回りの木々からつくっているので、樹種も形状も多種多様です。
- 木には自然な柔らかさがあり、熱さ・冷たさを和らげてもくれるので、口あたりが優しく手にも優しいです。
- 軽くて扱いやすく、持ち運びにも便利(お弁当、ピクニックやキャンプなど)。なるべく木の繊維の流れに寄り添って手削りしているので、軽やかでも丈夫です。
- 使うほどに変化する味わいを愉しめます。
- フシや樹皮など、その木の生きざまを尊重したデザインには、身近な木々とつながり自然とつながる暮らし――生きものの一員として、あらゆる存在を尊重する暮らし――への願いが込められています。
+How to Care for Your Tableware+
水への長時間の浸け置きは避けてください。
- 洗う際は、水またはぬるま湯で。強い食器用洗剤は避けて、マイルドな石けんや天然由来の中性洗剤を。洗った後は、早めにふきんで拭いてあげてください(カトラリ類は通気のよい場所で横向きに乾かすのもOK)
- 電子レンジ・食洗器・食器乾燥機には入れないでください。
- スパイスカレーで黄色に染まった場合は、日光にしばらく当ててあげると薄れます。
- 収納は通気のよいところで。湿気がこもりそうな場所に収納する場合は、シリカゲル(市販の食品についてくるものでOK)を置いてあげるとよいです。
- くたびれてきたら、胡桃を布にくるんで潰し、出てきた油分を塗って、1週間半ほど休ませてあげると喜びます。
別売りのスプーンバームでお手入れいただくのも手軽です(塗り方はスプーンバーム裏面をご覧ください)。「スプーンバーム」
※スプーンバームや胡桃油に使った布は、水に十分浸してから廃棄してください(自然発火防止のため)。
- ほんとにくたびれてきたな、と思ったらご相談ください。送料のみでお色直しします(不具合があった場合も随時対応しますのでご連絡ください)。
+木のものにとって苦手なこと+
木のものはどんなことが苦手なのかを、少し知っておくと、長く気持ちよくつきあえます。よかったらご一読を^_^
- 湿った状態が長く続くこと:木は水分や湿気を吸収しやすい性質があります。長く湿ったままだと、カビが出ることもあるのでお気をつけて。
- 急激な温度変化:木は高温や低温に急にさらされることに敏感で、思わぬ動きをします。熱湯で洗うと、反りや割れが起きることがあります。熱いものとの接触の際は一呼吸おくか、ぬるま湯をなじませてからにすると安心です。
- 油分が抜けてしまうこと:木は自然な油分を持っていますが、洗剤やお湯で繰り返し洗っていると徐々に油分が抜けていきます。時折油分を補ってあげると顔色がよくなります。