前に削ったミニお玉の試作を、削りくずと一緒に布にくるんでゆっくり乾燥させていました。9日経ったので今日開いて、仕上げ削りをしてみた。上の写真は乾かす前の図。

ボウルを薄くしちゃってたので、乾燥途中での割れが心配でしたが、なんとか大丈夫でした!

仕上げ削りは、乾燥中にわずかに浮き上がってきた毛羽を削りとって、なるべく表面をツヤピカにするだけなのだけど。。。1.5時間くらいかかっちゃった。仕事を1本納品して、ごほうびの木削りタイムでした。

しかしミニお玉を目指してつくったけどやっぱり大きさとしては、こりゃ、レンゲだ。。。

もっと太い枝でないと、お玉はできないと改めて実感。

まあでも、ずっと前にリクエストをいただいたまま取り組めてこなかったお玉に、一歩は近づけた気はするので、とりあえずこれで使い心地の検証をスタートしつつ、次はもっと大きいのを削ってみたいです。

memo:
・ 6月上旬に伐られた桜の剪定枝(辻堂の庭師さんより)、私の手のひら(横方向)くらいの直径。(長さ1mくらいの状態で木口にボンドも塗らずに、家の外(東側)に立て掛けて保管しておいたのだけど、短く切って割ってみたらまだまだみずみずしかった! 乾燥が進んでいた方の木口は使用を避けた)

・古道具屋さんで見つけた手斧で半割り+樹皮落とし、ハスクバーナのキャンプ斧で木取り。

・粗削り・仕上げ削りともに、鍛接ナイフとMolaのフックナイフで(仕上げ削り前にストロップ)。

・ノーサンドペーパー。

・仕上げはえごま油(これから。3コート)。

・お玉のつもりだったので、柄の先端をお鍋の縁にひっかかる仕様に。紐をつけてぶらさげ収納もできるように玉飾りも付けてみた。

・首元は汁気が切れやすいように、凹凸をつけないデザインにしてみた。

・ボウルをこんなに薄くして大丈夫か(汁物に浸した状態に耐えられるか)これから検証!

その後のこと(9/29)

このあとえごま油を3コート、塗りました。そして1週間くらい日当たりのいい窓辺に置いてしっかり乾燥。

さて、試しに使ってみよう、と思って改めて手に取ったときに、ふと、あれ?と思いました。

牛乳パックでつくったヨーグルトを取り出すためにつくられた、既製品のプラスチックスプーンにそっくりかも、、と。

2つを並べてみたら、サイズ感まで一緒であったのでした。。。!

毎朝のわたしの主食は、アイリスオーヤマ製のヨーグルトメーカーでつくる豆乳のヨーグルトで、長細い牛乳パックいっぱいにつくっておいてどんどん食べるのですが、牛乳パックの底のほうになると長いスプーンでないと取り出せないのです。

それでアイリスオーヤマさんはヨーグルトメーカーに専用のプラスチック製の長いスプーンを付けてくれているのだけど、どうも使う気にならず、しまいこんでいました。別の、普通の柄の長さのスプーンでがんばってた。。。

今では毎日、この試作のミニお玉がヨーグルトの取り分け専用スプーンとして大活躍です。

ほんとうは汁物に使って大丈夫かの検証をしなくちゃなんだけど💦あまりにヨーグルト用で使い勝手がいいので、もったいなくて。。。検証できてません。本末転倒。

ちかぢかもうすこし大き目の、ほんとうにもっとお玉らしいお玉をつくってみて、検証しなくちゃ。。