赤いエプロンの上で木で削ったコーヒースクープを指で持っているところ

昔からコーヒー好きだったはずの父が、母が亡くなってからスティックタイプのインスタントコーヒーばかり飲むようになってたのが、最近またコーヒーを自分で淹れて飲むようになったらしく、どうしてまた飲むようになったの?と聞いたら、「そのほうがおいしいから」。お昼どきに、今日はコーヒーを淹れるか、ジンジャーエールをつくるか、お汁粉をつくるか、のだいたい3択から選ぶんだそうで、ジンジャーエールはしょうがをすりおろすところから、コーヒーは挽いた豆をドリップするところから、おしるこは近所のあんこやさんのあんこをお湯でといてお餅を焼くところからだと聞いて、意外でした。元来豆な人なのかもしれない、と父のイメージがこの年になって更新されてきた。

んで、コーヒー愛復活記念に、父の日用にコーヒースクープを削ってみた。柄の部分にひし形のような模様が出てきて、削ってて楽しかった!柄の裏側をちょっこしおしゃれにしてみたのも楽しかった。全体のプロポーションがいまひとつだけども、それでもよしとする。。立てておくこともできるようになったのは、なりゆきで。。

一応カリタのPメジャーカップを参考に、10gの粉/豆が入るようにしたつもり。でもアバウトである。。。

材は近所の植木屋さんがくださった、桜の剪定枝。仕上げはブッチャーブロックコンディショナーで。

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少し前に、同じサクラの端材で、小さいスプンその2も削ってみた。久しぶりに会う人へのおみやげに。。こちらはえごま油で仕上げました。

削り始める前のソメイヨシノの木片とナイフ
手づくりしたミニスプン(サイドビュー)
ソメイヨシノの木を削って手づくりしたミニスプン(表側)と指先
ソメイヨシノの木で手づくりしたミニスプン(裏側)と指先

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同じサクラから、我が用にも1本削ったのだけど、薄くしすぎて割れが入りました💦この形は、黒田辰秋さんの息子さんの乾吉さんがかつてつくっていたという形にインスパイアされたもの(乾吉さんのデザインのほうが曲線がずっと美しいし、もっと小さいサイズだと思われるのだけど💦)。前に何本がつくって家で使っているのだけど、使いやすくて好きなのです。

毎日この形のスプンで朝ごはんのオートミールとヨーグルトを食べています。も少し研究したい形です。。

粗木取りしたティースプーンと斧がはつり台の上に置いてあるところ
削り終わったティースプーン(表側)、削りくずをバックに
削り終わったティースプーン(裏側)、削りくずをバックに