今日は、最近木削りセッションに来てくださった方々のスプンが素敵すぎたので、どうしてもご紹介したく!

まずは、この3本。

(ゆ)さんの手を通して現れた3本。(大)はウワミズザクラ、(中)と(小)はご自宅のカシの剪定枝から。

木削りセッションで2本を削り、さらにおうちで1本ご自分で削られて、大中小の3サイズのスプンを完成された(ゆ)さん。最初に削られた(中)のコーヒースクープもとてもかわいいデザインでしたが、(大)のクッキングスプンはさらに(ゆ)さんならではのデザインディテールがそここに。特に、吊り下げられるように穴あけした柄尻部分のかわいさといったら!写真を拝見したとき思わず声が出ました。(小)のシュガースプンも、柄尻の立体デザインがすてき。。🥰

そして、(ゆ)さんと一緒に木削りに来てくださった(あ)さんが削られたポケットスプンがこちら。

持ち運びしやすい、テイクアウト時やキャンプに重宝するサイズの食事用スプン(おうちでももちろん活躍するサイズ)です。食事用スプンはさじ面の角度や薄さに気を使うのですけど、食べやすそうな形に仕上がっているうえに、柄尻は紐などを取り付けて吊り下げ可能にできるデザイン。そして、持ち手部分の樹皮の残し方が、唯一無二。。!  自然そのものが、風や水や土が、年月かけて仕上げのデザインを手掛けたかのような風合い🥰 なんて、ナチュラル。。すてきだー。。

最後は、この1本。

森林再生指導員なかまの(ひ)さんが削られたのは、森林再生の現場でおなじみのアオキの木。私にとってもアオキを削るのは初めてだったのですが、独特のグレーがかった珈琲色をしていて、縞模様も美しい木で。。一緒に途中まで削って、あとはおうちでの仕上げとなったのですが、できあがった写真を見せていただいてびっくり。アオキの「木の精」(?)が持ち手部分に現れていました!有元利夫さんの絵の中の人のような、三谷龍二さんの彫刻の中の人のような、佇まい。心を撃ち抜かれました。。🥰

削る人によって、同じ樹種の木や枝がじつに多様な可能性を見せてくれるんですね。それは当たり前のことといえばそうなんですが、やっぱりすごいことだなあ、と思いました。

自分もなるべくそのときどきの木々に「ここほれわんわん」と言われるままに削りたいと願ってやっていますが、どこか自分の型をはめていたり枠の中に収めていたりしていることに気づかされました。

もっとオープンに木と出会えるようになりたいと思う今日この頃です😊